地方創生
2016年5月26日
5月22日に浅草神社禰宜に同行し、阿蘇神社を訪問しました。
飛行機は熊本市の上空から飛行場に入るので屋根にブルーシートの家が多いのがよくわかりました。
前夜に熊本空港に到着し、熊本市内繁華街を歩きました。
繁華街は被害があるものの鉄筋の建物が多いせいか、ほとんどのお店が営業していました。
若者がたくさん街にでていてびっくりでした。
TVの報道では、避難所が中心なので普通に生活する人のことは行ってみてはじめてわかりました。
市内で食事をしましたが、店主のご自宅は被害がひどく家には入れないという話など伺いました。
それでも美味しいお料理を元気に提供している姿に感動しました。
食材は豊富にある地域だけあってどれも美味しくいただきました。
市内から阿蘇に向かう途中にある本瓦の木造の家に被害が集中していて、ブルーシートを屋根にかけた家が目立ちました。
産山村で一泊して、素晴らしい景色の扇田、阿蘇の大自然を堪能し阿蘇神社にむかいました。
阿蘇神社の駐車場に車を置いていきなり目に入ったのが桜門がぺしゃんこにつぶれた姿。
さらに囲いの隙間からその中に見える拝殿も同様にぺしゃんこにつぶれた姿でした。
社務所へ伺い浅草神社の三社祭で集めた義援金をお持ちした旨をお伝えいたしました。
神職の方がヘルメットをご用意してくれて囲いの中のつぶれた建物のすぐ前で当日のお話を聞かせていただきました。
最初の地震ではまったく被害がなくほっとしていたところに二回目の地震での倒壊だったそうです。
しかし地震が夜中だったことが不幸中の幸いということで一人の犠牲者もなかったそうです。
神社付近での被害はあるものの少なかったのは「阿蘇神社さんが身代わりになって守ってくれたのでは」といわれているそうです。
拝殿の奥にある普段人が入らない三つある神殿もつぶれては居ませんでしたが大きな被害になっていました。
阿蘇神社の桜門と三つの神殿は重要文化財ということで国の負担もあるそうですが、その他施設は自費再建になるそうです。
10年20億とも試算される再建をどのように進めればよいのか、途方に暮れそうな現状でもしっかりとしておられました。
訪問させていただいたメンバー全員で正式参拝させていただきました。特別なお計らいで、神殿前で玉串奉奠してお参りさせていただきました。
浅草神社の禰宜より阿蘇宮司に義援金をお渡しさせていただき、浅草の思いをしっかりお伝えするとともに今後も引き続きの支援を約束してまいりました。
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